ペーパー方式かICT方式か
ストレスチェックを、ペーパー方式(紙の質問票)にするのか、ICT(パソコンを使ったチェック)にするのか、どちらを選ぶかは、社員様の働く環境によって異なってくるかと思います。
ペーパー方式が合う職場
・全社員がパソコンのメールアドレスを持っていない。
・紙の質問票の方が配布しやすい環境。
費用
・手間がかかる分、少し高くなる。
ICT方式が合う職場
・全社員がパソコンのメールアドレスを持っている。
・環境的にパソコンを使った方が早い。
費用
・手間が少ない分、費用が少し安い。
簡単に分けてみると、上のような違いがあるかと思います。
どちらの方法にも、長所と短所があります。
ソシアルプランでは、「ペーパー方式」をなるべくオススメしています。
ペーパー方式をオススメする理由
おそらく、質問票は、ペーパー方式もICT方式も、「職業性ストレス簡易調査票」を使用される場合が多いと思います。以下は、厚生労働省の「ストレスチェック導入マニュアル」にも書かれている内容です。
厚生労働省「ストレスチェック導入マニュアル」より
使用する質問票は、以下の種類の質問が含まれていれば、特に指定はありませんが、
何を使えばよいか分からない場合は、国が推奨する 57項目の質問票を使いましょう。
①ストレスの原因に関する質問項目
②ストレスによる心身の自覚症状に関する質問項目
③労働者に対する周囲のサポートに関する質問項目
もちろん、この57項目であれば、ある程度、社員の方の「ストレス」の度合いは測ることができますが、ご本人が現在悩まれている「具体的な悩みや不安」は分かりません。
実は、その部分こそ、本来重要な部分であるかと考えています。
そこで、「具体的な悩みや不安」をすくい上げるために、ペーパーをより効果的に使いたいと考えました。
追加項目を加えた『ストレスチェック』を使用
ソシアルプランでは、チェックに負担がかからない程度の数項目と、具体的な悩みや不安を記入できる項目を、追加した「独自のペーパー」を使用いたします。
さらに、この追加項目は、「業種」や「企業様」によって異なる内容で作成します。
私たちは、EAPの経験から「職種」によって「不安」や「悩み」の種類が異なることを多くの経験から学びました。その経験を、この「ペーパー」の中にも活かしたいと考えています。
この業種ごと、企業様ごとに「追加質問」を作ることは、ICTでは逆に手間がかかると思います。ペーパーであれば、その点が非常に簡単に作りこむことができます。
相談につなげるためのツールとしての「ストレスチェック」
「ストレスチェック」は、「ストレスの度合いを測る」ツールであるのですが、
それぞれの立場によって「それぞれの思い」があるかと思います。
●社員様にとっては、「気づき」であり、
●会社にとっては、「不調を予防したい」であり、
そして、私たち実施者である相談機関は「不安や悩みの解消をサポートしたい」です。
私たちは、「ストレスチェック」の機会を生かして「相談」の機会をご提供することで、
社員様の問題解決のお手伝いを行い、「不調を予防する」という役割を担っています。
これが以下のような「相談」の機会を設けている理由です。
ソシアルプランの「ストレスチェック」と3つのサポート
より詳しい説明は、こちらから